学びの枠組みとしてのデザイン思考
PBLを教育のアプローチとする一方で、デザインシンキングは、プロジェクトに推進力と明確さを与える枠組みです。生徒たちは「共感・定義・発想・試作・検証」という段階を行き来しながら学びますが、プロジェクトの形は一つひとつ異なります。なぜなら、その方向性を決めるのは、生徒自身だからです。
この枠組みによって、生徒たちは今どの段階にいるのか、次に何ができるのかを理解しやすくなります。同時に、創造性を制限することなく、学びを前に進めることができます。
異年齢クラス
MEESの大きな特徴の一つが、異年齢での学びの仕組みです。これは、同じ年齢だけで構成された教室よりも、実社会に近い学びの環境をつくります。年下の子どもたちは自分の考えを伝えたり、他者の話を聞くことを学び、年上の子どもたちはリーダーシップを発揮し、支える姿勢や柔軟な考え方を身につけていきます。
異年齢での協働は、特別な場面だけでなく、日常の中で自然に起こっています。これもまた、MEESならではの学びの一つです。
森での学びを中核としたプログラム
フォレストスクールは「付け加え」ではありません。PBLの重要な一部です。今年は全校でのフォレストデーを通して、新しいプロジェクトの種が生まれました。佐倉城跡の散策と探究、生き物の観察、自然素材の収集、森の畑での大根収穫(学校で計測も行いました)。そこから、森の地図づくり、昆虫研究、秘密基地づくり、ウォーキンググループなど、新たな探究が広がっていきました。
超学際的学習
数学や言語は、単独で教えられるものではありません。プロジェクトの中で必要になるからこそ学びが深まります。ゲームの検証にはデータが必要です。構造物を作るには計測が必要です。アイデアを伝えるには言葉が必要です。こうした文脈の中で、学びは自然につながっていきます。
ゲームの学習ではおはじきのルールや遊び方を比べたり、言語の時間にはRPGのキャラクターを作ったり、森で収穫した大根を実際に量ったりしながら、生徒たちは学びを自然につなげていきました。